海苔の産地

全国で年間60億枚から70億枚の海苔が生産されています。
有明海を中心に瀬戸内・伊勢湾・三河湾・東京湾(千葉)仙台湾が
主な産地で、弊社では有明海・三河湾・伊勢湾・瀬戸内の
海苔を扱っております。


海苔はどうやって養殖される? 海苔の養殖法は大きく2つに分けられ、それぞれ支柱柵漁法、浮き流し漁法と呼ばれています。

支柱柵漁法

支柱柵漁法

遠浅の海に支柱を立て、これに網を結ぶ養殖で柔らかく口溶けのよい海苔が生産されます。

浮き流し漁法

浮き流し漁法

海底に打ち込んだアンカーにブイを付け、これに網を張ります。比較的水深の深い場所でも養殖が可能で、黒々としてしっかりした海苔を生産します。

支柱柵漁法で養殖をしている地区は、千葉県の一部・愛知・三重の岸寄りの漁場・佐賀・福岡は殆ど支柱柵ですが、熊本の沖漁場では浮き流しも行われています。柔らかく味のある海苔を扱う「秀八撰」では、支柱柵漁法を中心とした漁場の海苔を選択し、それらの生産者に協力をお願いしています。


各産地の特徴 海苔は、広い海を漁場として養殖されています。この海の[畑]は、農地と違っていつも「流れ」があります。風・雨・水温。そこに地形が重なると、例え10mしか離れていない漁場でも、出来上がる海苔は異なった個性を持って仕上がります。まして、環境の大きく違う全国の産地では、当然ながらそれぞれ個性のある海苔が出来上がります。また同じ漁場でも、摘み取り時期によって個性は大きく変化します。

佐賀有明

日本全体の25%強を生産する、一産地で200億円を超す唯一の大産地です。柔らかいのが特徴で、品のある海苔作りと味はいずれも日本一を誇っています。

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福岡有明

佐賀と隣接した地域ですが、筑後川を挟む漁場となっており、柔らかさに加え濃い海苔の味を出す漁場が多く、多くのファンがおられます。

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愛知三河

岸寄りの漁場で支柱柵漁法を行っている海苔を扱っていますが、三河湾では東の渥美地区で青海苔の養殖が行われているため、西側の浜の海苔に青の香が付く海苔が生産されることが多く、これを求めて全国の海苔商が買い付けに行きます。

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兵庫瀬戸内

色が黒く艶のある海苔が特徴です。歯ごたえがしっかりしているので
巻き寿司や直巻きおにぎり、キザミ海苔などに利用されます。

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海苔の蘊蓄(うんちく):浅草海苔の由来

江戸時代に、東京湾の品川付近で舟を舫(もや)う竹に自生した海苔を摘み取り、浅草和紙を漉く(すく)技法を真似て板海苔が作られ、浅草界隈で売られたことが「浅草海苔」の始まりだと言われています。昭和初期までは、現在の品川沖から大森・糀谷付近の漁場で生産されていました。品川で採れた海苔をお煎餅に巻いたのを「品川巻き」と言うのも、これに由来しています。

江戸しぐさ 浅草海苔
江戸しぐさ 浅草海苔 商品画像
色・艶・香りの三拍子が揃った程良い厚みの食感と、口の中でとろけるような美味をご堪能いただけます。

お問い合わせ・ご注文 0120-70-3921

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